文の練習 - 2012

Kit

こんにちは。Kitは2012年秋に開店予定です。場所は生まれ育った京都の町中で。
「何屋さんですか?」と聞かれると、ジャンルを括ってないので何とも言いがたく、「いわゆる町の雑貨屋さん」と答えています。

10年近く店に立って、物を販売する仕事をしていましたが、退職した後にやっぱり「店」という場所は良いものだとぼんやりと考えていました。いつものように開店していて、誰もが気軽に入れて、新しい発見と興奮と楽しさが広がっている、そんな場所をつくりたい、といつしか思うようになっていたようです。

少し前に韓国と台湾を旅しました。いつもどこかで開かれている市場では、安くて新鮮な食糧から洋服までありとあらゆる物が売られており、朝早くから夜遅くまで活気のあること。中でも昼から一杯できるようなちょっとした屋台が多く、もっぱら食事は屋台や食堂。そして露店でもたびたび買い食い。古くても小綺麗にしていて、地元のお客さんがよく入ってそうな店を選ぶとやっぱり美味しい。それに量も多くて、安いのは当たり前。忙しく店を切り盛りする女性のテキパキとした手さばきの美しさに惚れ惚れとし、1日中元気いっぱいの愛想を振りまく逞しさにこちらもニッコリ。必ずしも必要な物ばかりではありませんが、色んな物を見たり、人に会ったり、好きな物を見つけて楽しくなる、そんな何でもない日と気分が好きです。知人から、若い人は市場には行かずにスーパーで買うようになった、と聞いて少し残念に思いましたが。

店をつくる、というのは少々大それた事のようですが、あの市場の屋台のようにシンプルに場所を見つけて物さえ並べれば、とりあえずは誰でも始められるんじゃないのか?と思ったのです。お洒落さに欠けるかもしれませんが、露店販売の続きのような、そんな店です。売り物は食べものもあるし、生活用品も、布も、ガラクタみたいな変な物も。100円のものから10万円のものまであるかもしれません。でも面白いと思ったら、それらが同じ場所にあっても良いですよね。さてどうなるかですが、そのうち開店いたします。きっと。

※屋号はそういう意味ではありません。ただの洒落です、念のため。