NEWS - 2015

月報 2015.03

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ざわつく三月兎の季節がやって参りました。
当店は3月22日(日)にいったんクローズし、30日(月)にリニューアルオープン致します。
ご縁があって河原町通という京都のメインストリートで開業し2年半経ちましたが、はやばやと引っ越しです。次はここから御所の方角へ徒歩3分。河原町通と寺町通の間にある新烏丸通という地味な縦の通りに添います。倉庫のようなただの素っ気ない箱ですが、斜めから入る自然光や御所からの風が気持ち良いのです。まだまだ改装中で、どうなることやら私にもまだ全貌が掴めませんが、新店舗情報は改めて当ウェブサイトでご案内予定です。次はまた違った展開が出来そうですので、新しいKitもどうぞよろしくお願いします。

13日(金)11:00〜 foodmood販売
22日(日)現店舗での営業終了
30日(月)11:30〜リニューアルオープン

池多亜沙子 書展「三月」

IMG_6845ソウルの弘大(ホンデ)に雨乃日珈琲店という喫茶店があります。

書家である池多亜沙子さんが2010年に夫婦で開いた場所。ソウルでライターを営む夫の清水博之さんとともに情報発信できる場所を持とうと計画したことが始まりだそうです。“雨乃日珈琲店”という店名は、亜沙子さんの郷里である金沢に雨の日が多いことも理由のひとつらしく、金沢にちなんだ珈琲やお茶のメニューがあり、金沢の作家さんの作品販売も。店内には亜沙子さんが選んだ骨董品が置かれていたり、亜沙子さんの書がさりげなく懸かっていたりします。

私はというと、2012年から2~3ヶ月に1度のペースでソウルに訪れており、何度目かの買付けの旅でこちらへお邪魔しました。京都から数時間内で、今や東京へ往復するよりも安く着いてしまうソウルですが、近場ながら異国の文化に包まれる時間はしばしの休憩にもなっていて、買付け後にここでゆっくりと過ごす時間が好きです。外国だけれど何度でも帰ってこれる、私にとっては少しノスタルジックな場所。二人に出会わなければ、これほど頻繁には渡韓しなかったかもしれません。

夫である清水さんは寡黙だけれど実はとてもユニークな人で勉強家。2人とも喫茶店とは別の仕事を持っているため、日中はそれぞれの仕事をして夕方から店を開くというスタイル。ここは発信する場所、とは言いながらも静かに深くイメージを発している彼らなので、ここでは物事をゆっくり考えられるのです。私はいつもお茶をしながら亜沙子さんの書く字を見るのが好きで、良いなあ…と思いつつも、書というものが初めてなもので、どう捉えて良いか分かりませんでした。3500年とも言われる書の歴史で、先人が残した名筆をデッサンのように書き続けていると言いますが、亜沙子さん自身が書く字は何か、分かる。

先日はどうして筆を持つのか?聞いてみました。彼女にとっては衣食住書。古代より受け継がれてきた文字の形やその心を、ひたすら書くことによって身体に染み込ませているそう。それは骨董品に惹かれるのにも少し似ているかもしれませんが、子どもの頃から続けていた事で、好きだからとしか言いようがないと。そんな彼女もソウルに来たばかりの頃はなかなか筆を持てず、焦燥感に駆られていたそうです。おそらく異色の作品である「生活」についてこんな風に教えてくれました。

ー ソウルに来たから書こうと思った言葉です。生活のスタイルや環境が変わり、慌ただしい毎日を過ごす中で、どこで筆を持ったらいいの?と悩んでいた時に、生きる活動について考えるようになりました。ふとした瞬間に、空間処理とか線質の面白いものがポッと生まれることもあるんですよ。「生活」も200枚程書いたうえで、ふとそばにあった紙片に書いたものだったから、実は上のほうが少し切れています。 ー

そういえば韓国ではもう漢字を習わないので、わざわざ目指して来られた方でも「雨乃日珈琲店」の文字看板が目に入らず、通りすぎてしまう事も多い様子。ハングルは音韻の形を表していて、文字自体には意味が無いのです。そんな文字を使う国で私たちは出会い、そしてなぜかここ京都で展覧会をしていただくことになりました。場所は書を空間的にゆっくり眺めていただけるお茶屋「茶房 好日居」さんで。期間中は韓国菓子とお茶をお召し上がりいただけます。皆様のお越しをお待ちしております。

池多亜沙子 書展「三月」
3月6日(金)~16日(月)
13時~18時
会場:茶房 好日居
京都市左京区岡崎円勝寺町91
075-761-5511
在廊日:6.7.8.15.16日

作家略歴) 金沢市生まれ。古典と向き合いながら書作品を制作。
2012年から韓国・ソウルに拠点を置く。

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ー 何拂拂(か ふつふつ)
「ああ さやさやと風がふく」というような意味合い。

月報 2015.02

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バレンタインのようですね。
去年も販売したリトアニアの板チョコ「Naive」を販売します。販売開始日はまた追ってお知らせしますが、血のような真っ赤なラッピング用紙とリボンをご用意しております!!ご試食も可能。カップルの方もそうでない方も、皆様のお越しをお待ちしております。

13日(金)14:00〜坂田焼菓子店
20日(金)11:00〜foodmood
の販売がございます。

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葡萄、みたいなガラス。

先日、韓国買い付けより戻りました。どんどん円安になっております。
当店ガラスケースに小さなチャームをちょこちょこ並べておりますが、韓国に行くたびに集めているものもチラホラあります。韓国の道具屋さんではそれほど沢山見つかるわけではないのですが、ごちゃごちゃと何かが並んでいると目を皿のようにして漁ります。気に入った大きさ、素材、形のもの。私はせいぜい紐に繋いでチャームにするぐらいですが、皆さんが何に使われるのか興味津々です。こういう物が好きな方はすぐに見つけられるようですが、ほとんどの方の目に入っていないような気がしますがいつしか無くなっていくので不思議。一体いつどなたが買われているのだろう?と思うぐらい見向きもされていないのですが。

イギリスからプレートやチーズ水切皿、ジャムポット、ガラス、C&S、郡司庸久さん慶子さんより黒釉のリムプレート、イッチンプレートなど届いております。