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月報 2017.3

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2015年にも企画させていただいた、池多亜沙子さんの書展をします。今回は当店と茶房 好日居の二会場で。
好日居では座って、当店では立って見ていただく。そんな感じかな?
作品の毛色も少し違うものとなっております。場所が離れていて申し訳ないのですが、期間も長いので是非両会場見ていただけると嬉しいです。

今回は紙漉職人のハタノワタルさんにもご協力いただきました。
ミツマタのパリパリとした質感の紙や柿渋で染めたポストカードサイズの紙を使わせていただいています。この頃はハタノさん自身も毎朝書をされるようで、その際に失敗した紙を溶かして漉き直した紙や、書に向くと思われる紙を数種類販売させて頂きます。
茶房 好日居では、展覧会にちなんだ喫茶メニューをこの期間お召し上がりいただけます。韓国菓子「コッカムホドゥマリ」(クルミと干し柿のみを贅沢に使った祝菓子)「ヨモギ餅の白いんげん豆餡あえ」も販売します。普段はオープン日も少ない茶房です。せっかくですのでこの機会にご賞味くださいね。
当店では喫茶営業はないのですが、ゆっくりしていただきたいのであたたかい韓国茶(ドゥングレ茶/五味子茶)をご用意してお待ちしております。また、初日の3日はikukoさんのうぐいす豆のスコーンも販売しますのでお楽しみに。

*池多亜沙子さんの在廊日は3月3、4、5、12、13日です。(どちらの会場に在廊するかは未定)
展覧会の詳しい日程、内容はこちらをご覧ください。

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山形県酒田で買い付けた欅のこね鉢、鉄の自在、平清水の片口などが入荷しました。木の足型は足袋の型。帽子型は見たことがありますが…。(笑)酒田は欅をよく使うようで今までにも何度か欅のスツールや敷板を仕入れたことがありました。経年変化で良い具合に変色し艶が出ています。関西ではなかなかお目にかかれない東北ならではの物に出会えると嬉しい。

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「アンニョン!くっぱの会」でトレイとして使用したアルミニウムのパンチングトレイが入荷しました。こちらは元々ピザ用のオーブントレイなのでオーブンに入れられます。硬く強度があるのでトレイとしても安心してお使いいただけます。

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水野悠祐さんの木のトレイやオーバルの豆皿、へらなどが入荷。木のトレイはクルミに漆のほか、スプルーフというアメリカのオレンジっぽい木のもの。ライトな感覚で使えて色や木目が好きな材です。

foodmoodの販売は3月17日(金)です。
4月から定休日ができます。毎週火曜日になりますが、展示会やイベント中はお休みなしになります。どうぞよろしくお願いします。

月報 2017.2

2月11日(土)は坂田焼菓子店の「CHOCOLATE CREAM PIE」を販売します。テイクアウトのみでも可ですが、店内でもお召し上がりいただけます。今回は2013年度産の和紅茶という異色の組み合わせ。時を経て芳醇に育った和歌山県龍神村の手摘みの紅茶です。ぜひ合わせてお楽しみいただきたいです。ご予約なしでもOKですが、テイクアウトも喫茶もあらかじめのご予約をおすすめしています。

詳細はこちらをご覧下さい。お申し込み方法なども記載しております。

同日11日(土)はikukoさんのストロベリースコーンも販売します。こちらは贅沢にイチゴ、生クリーム、バター、小麦粉を使用したサックサクでふわっふわのイチゴらしいスコーン。こちらは冷蔵か冷凍でバレンタインデーまで日持ちします。ラッピング付で420円。こちらも同時にご予約をお受けしております。

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IMG_6349新たにお取り扱いがはじまった”かどはししゅん”。。。ある時はサッカー少年、ある時はサンドイッチマン、ある時は某レコードレーベル勤務を経て、イギリスのセラミックアーティスト、サンディ・ブラウンと出会う。(本人談)イギリスでの修行時代を経て現在千葉で作陶中。出会いは陶芸家の古谷宣幸さんが「東京行きの夜行バスに乗るまで飲みましょう」と誘ってくれた鉄板焼屋で。落ち合う前に偶然入ったバーで出会い、同じ陶芸家ということで意気投合して拾ってきたという。まるで吟遊詩人のように軽やかな登場でした。いつか彼のつくるものが見てみたい、と思っていたのですが3年ぐらい経ってまた巡りあいました。子どものように自由で、不定形で、でも何かしっかりとした確かなものを自分の中にちゃんと持っている人。これから自在に変化していくんだろうな、そんなワクワクする存在なのです。朝起きてこんな楽しいセットがあったら良いな、と思うようなゴロンとしたボウル、プレート、チーズカッティングボード(タイル)を作っていただきました。
感 覚 で 選んでいただきたい!

IMG_6339大滝郁美さんの織物も少し。
左は細めのリネンで大きめの風呂敷サイズお包み。洗うと良い感じに目が詰まります。いざ!となったらスカーフにもできるサイズです。春が近づくと必要になるスカーフ。
右はアンゴラ、カシミア、ウール混紡のマフラー。なかなか自分では思いつかない配色!と濃淡のある微妙なチェック。どうしようもなく昭和っぽいレトロなムードに惹かれて。こちらはとにかく肌あたりが優しくて嬉しい&軽いので、遠方へのお出かけには特におすすめ。見た目にも重くないのでまだ肌寒い春まで十分お使いいただけます。

IMG_6333これは4年かけてやっと錫で継いだ古いフランスの柔らか〜い陶器のプレートとマグ。これはサイズといい厚みといい深さといい焼き具合といい、すべてがパーフェクト!な奴ら。しかし柔やか過ぎるのか残念なことに怪我だらけの状態だったもので、この手のものはもうそのままジャンクに使うというのもアリですが、全部に包帯したらどうなるかなあ?と思い手をつけ始めたもの。しかしやり始めると柔らかさゆえ漆が滲みやすいし、細かいし、治療箇所は多いしでなかなか苦労しました。単にやる気を無くして放置期間が長かった、、というだけなのですがようやく完成!お疲れさまでした…。やたら派手になっちゃいましたが、これはこれでオーケー。こんなものも、時々売り場に混ざってますよ。

今月のfoodmoodは2月18日(土)11:30-です。いつもと曜日が変わりますのでお間違いなく!

月に1度のmaka monthly work shopは2月25日(土)も応募開始しましたので宜しくお願いします。

 

『女性のための養生ごはん』、と韓国

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先日開催した「アンニョン!Aoya くっぱの会」では、青山さんのレシピを日ごろから愛用しているという方が多く、生の声が聞けて面白かったです。中でも「青山さんのレシピは調味料が少なくて済む」と言われていた方が印象的でした。そして青山有紀さんの新刊がマイナビより本日発売!くっぱの会には間に合わず残念。買いたかった~というお客さまの声に、申し訳なさでいっぱいでしたが現在販売中です。

『女性のための養生ごはん』と言います。もちろん男性にも問わずですが、特に女性の血のめぐりを考えた韓方に基づく家庭料理のレシピブックになっております。今回その”韓方”がテーマでしたので韓国の古い生活道具を取り入れつつ、店主が器のコーディネートを担当させていただきました。特に1950年前後の金属器、統治時代の国民食器をたくさん使いました。もちろん、中本純也さんのピビンパボウルも登場しますよ。撮影は本当にハードでしたが楽しく、何より美味しく、有紀さんの薬膳や韓方の知識を分けていただきありがたいこと尽くしでした。本当に良い本になったと思います。デザイナーの藤田康平さん(Barber)、写真家の神林環さんには特別感謝です。是非みなさんお買い求めくださいー!

まだ引き続き、青山有紀さんの米粉を使った菓子や瓶詰めの製品(なつめペースト、コチュジャン、辛味噌)などを販売しています。特になつめの菓子とペーストは有紀さんならではの食品だと思いますが、どうやって食べるの?という質問が多いのでこちらでご紹介させていただきます。

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なつめ菓子はウイグル地区で作られた減農薬なつめを乾燥させ、胡麻と飴がけにしています。
なつめペーストはなつめのみ煮詰めて濃縮させたもの。梅エキスのように、一度にたくさん摂るのではなく、毎日少しづつ舐めるのがおすすめだそう。精神安定、安眠、冷え改善、血流改善、など女性には特に効果を発揮してくれます。食べ方としては、果実の甘みがあるので白湯やお茶に溶かしたり、ヨーグルトやアイスクリームにトッピングしたりとお好みでお使いいただけます。この機会に是非取り入れてみて下さい。

今回はこのイベントのために直前に韓国のものを仕入れに行きました。韓国に通いはじめてかれこれ4年。言語の壁もあり、勉強不足ではありますが以前より傾向が分かってきたような。好きなものの系譜が少しづつ出来てきました。今回の買い付け品から一部をご紹介します。

かご、ざる
竹、柳、デンデンギ、藁、などのバスケット類。洗って乾かします。日本には無い大陸の素材もあり、見つけた時は嬉しい。強くするために二重構造にしていたり、底が抜けにくいように補強しているものもあり、丁寧な仕事をしています。昔の村にはかご屋があって職人さんがそこで作りながら売っていたんだろうなあ、、と想像します。今では残念ながらそんな職人さんもほとんどいないようですが。アーモンド型のバスケットが好きでよく探しますが状態の良いものがなかなか見つからない。

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木のもの
金庫だそう。金具がついていなくてシンプルなもの。小さくて傍に置いておきたい感じ。李朝家具はバンダチなど立派な装飾のあるものも多いのですが、何も無いというのも良いですね。IMG_6119

こちらは穀物スコップ。今昔も豆や雑穀をよく食べる韓国で、ザクザクと甕からすくう為のもの。今はまったく見かけなくなりましたが、昔はこのような木のものを使っていたんですね。こちらも赤松が使われていることが多く、オイルで手入れしてやればまだまだ綺麗に使えます。スナックとか乾きものを盛る器として。FullSizeR 2


こちらは手紡ぎの布に天然の染料で染めたコットンの反物。天然とは思えぬビビッドカラーですが、この手の色を出す天然染料があるようです…。肌の弱い人向けに赤ちゃん用の衣服などを作る時に使われたとか。韓国の彩色は日本人の感覚とは違いますが、惹かれるものが多いです。IMG_6122

大麻の反物を鎖編みで繋いぎ、刺繍したもの。仕切り布だとは思うのですが、なかなかの一品です。こちらも彩色がレトロ、ファンシー、たまりません。お目出度い時の色なのかもしれませんが、お祝い事のトック(餅)の色にも似ているように思います。
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ポジャギ(お包み)。シルクとカプサ(シルクの一種)を使っています。カプサの何とも言えないナチュラルなのに非ナチュラルなナイロン感。染色もこれまた天然とは思えぬ鮮やかさですが天然染料。色が定着していない為、洗うとにじみます。その為天日干しせねばなりませんが絵画的な一品です。昔の人は糸をほどき、別々に洗ってからまた縫い合わせていたそうです。素晴らしい手間暇。IMG_6251

統治時代の陶器
日本統治時代(1910-1945)に作られた日本人向けの器。ちょっと和韓折衷なデザインでフシギなムードを纏ったものが多く、大量生産ものも好きですが、お祝い用に作られた華美なデザインを探し中。IMG_6284

ピッピカバン
黒いカバンがそれです。ピッピ(=電話)の線で作ったカバン、という意味です。朝鮮戦争時代(1950-1953)から60年ごろまで、その辺に倒された電柱からひっぱってきた電線で作られていたようで、戦争が残した時代の遺物と言えるでしょう。市場カゴとして使われていたようです。こちらも状態によりけりですが、時にナイスデザインもあり、今でも十分実用的に使えるものだけ販売しています。
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時にピッピ線はカバンだけでなく、カラフルなバスケットの形をしていることもあります。ナチュラルな木と編み込まれている珍品も。
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韓紙(ハンジ)製品
紙を圧縮した製品は日本やフランスにもありますが韓国にも。韓紙を何重にも束ねて圧縮するような形で強くしています。豆油で仕上げ、撥水加工した米壺。状態が綺麗で、強く、何と椅子代わりにもなるというお茶目なやつです。紙製品では、こよりにして編んでバスケットにしたものなども有名ですが、コンディションの良いものが少なく、珍重されているようです。IMG_6246

他にも気になる素材はたくさんありますが、おいおいご紹介していければと思います。

韓国だけに拘らず、他の国もたまには行ってみたいな〜と日々思いますが、まだまだ初心者。行くたびにもっと知りたいと思います。もうしばらく、韓国を探ってみようと思います。一部、売約済みになったものもありますが引き続き販売中。通販も出来ますので、気になる方はご一報を。