Kit

EXHIBITION / EVENT

2020年7月4日(土)― 7月12日(日) *火曜定休

glass ⇄ plastic

12:00-18:00

辻和美 + factory zoomer

場所:Kit

もともとガラスを模したであろうプラスチックを再びガラスに戻す、という行ったり来たり企画も三度目。今回はプラスチックが登場しはじめた創成期の色、柔らかく、未発達で、もろい、樹脂(*)の色をたくさん作っていただいた。それはちょっと黄ばんでいたり、乳白だったり、ところどころムラがあったりして、不純物を多く含んだ古いガラスにも似ている。辻さんのガラスにも樹脂色があり、硬さの中に樹脂のような柔らかさを見つけた。二つの素材の中に不思議な共通性を感じたときめき。今でもヘン子ちゃんカラーと呼んで楽しんでいる。

あるとき二人で、こんな色がプラっぽくて可愛い、樹脂っぽいね、なんて言い合いながら、ガラスのテストピースをプラスチックのように存在(ぞんざい)に扱い並べて見た。ガラスも炉の中で化学変化するので、思った通りの色に出ないことも多いと唸る辻さん。果たして...?と委ねることしか出来ない私だが、後日ペットボトルの写真が送られてきた。笑えるぐらいプラスチックに見えるけど、もちろんガラス。これだ!これぞヘン子中のヘン子ちゃん。今まで何本買って捨てたか分からないペットボトルという存在。

50~60年代頃になるとプラスチックの精度は上がり、鮮やかな着色が可能になり、高度経済成長期の生活をポップに彩った。そんなイケイケな時代を思い出すような、料理が映えなさそうなバッドテイストギリギリな色だってこの企画にはぴったりだ。だってこれはひとつの素材であり形だから。たとえ道具であっても使い方を考えさせない、もの優先の存在に圧倒されたいんですよ私は!!!何気ないやり取りや、日常の中からエッセンスを絞り出すようにして作られた作品だからこそか、辻さんのガラスは「ものを持っている」という実存感がある。さて、われわれの未来やいかに。
先行き不透明な時代ではありますが、相変わらず人が作るものは楽しい。とりあえず、いまを生きましょう。

*古くは人間が樹液や動物の骨などの自然物を溶かして固めて形を生成していた事がプラスチックのはじまり。そこに合成化学物質を加えて現在のプラスチックへと転じた。


/// この展覧会は完全予約制 になります ///

7 月 4 日(土)〜12 日(日)
①12:00 – 13:00
②13:00 – 14:00
③14:00 – 15:00
④15:00 – 16:00
⑤16:00 – 17:00
⑥17:00 – 18:00

◉応募は一旦締め切らせていただきました。

*各回6名(1組2名)までお入りいただきます。

*ご希望の方はメール(sankakuha@gmail.com)でお申し込み下さい。
お名前、お電話番号、人数、第1~3希望をご明記下さい。
目安として、約2日以内にご返信差し上げます。
当店からのご返信をもって、お申し込み完了となります。ご返信がない場合は恐れ入りますが、ご入店いただけません。

*個数制限を行います。販売予定数が未定のため、ご入場の際にご案内させていただきます。

*展示期間終了前に完売する可能性もございます。その際はご予約いただいたお客様に個別にお知らせいたします。

*ご入店の際のマスクの着用をお願いいたします。

*除菌スプレーをご用意しております。


ご予約先/
sankakuha@gmail.com / 075-744-6936
お名前、お電話番号、人数、をお知らせ下さい。ご連絡のない人数変更はご容赦ください。キャンセルの場合は1日前までにご連絡くださいませ。


辻和美 略歴)
1999年金沢に、ガラス工房factory zoomerを設立。
ガラス器の新しいスタンダードを目指し、デザイン・制作を行う。
その後直営店factory zoomer / shopをオープン。
2009 年金沢市文化活動賞。
2010年〜2016年まで生活工芸プロジェクトディレクターを務める。
2016年factory zoomer / galleryをオープン。