EXHIBITIONS / EVENTS

2019年11月30日(土)〜12月8日(日)
作家在廊:11月30日(土)

hou homespun ホームスパン展

12:00-18:00

hou homespun

場所:Kit 2F

またこの季節がやってきた。冬の訪れと1年の終わりを実感するのはhou homespunの展覧会を迎える時。なにせ毎年恒例という当店唯一の催しで、締めくくりでもあるのだ。羊の原毛を選び、染め、紡ぎ、織るという一連の長い長い工程が今年はどういう風に収められるのか楽しみにしている。今年のテーマはチェック。以前は手紡ぎの糸で織るには不向きな柄だと敬遠していて、あまり登場しなかった。しかし昨年くらいからオーソドックスなギンガムチェックでも、ホームスパンの技法だとまた違った雰囲気が出せる、と少しずつチェック作りに熱が入ってきたようだ。お絵描きしたようなぎこちない線のチェックとか、チェックに見えてしまうぼんやり千鳥格子など、今年ならではのものが生まれているのでお楽しみに。

手紡ぎ手織りを存分に感じられる、羊そのもののような作品もある。工房を訪ねた時、織り機にかけられる前の糸の束をふと触って驚いた。まるで羊を撫でているようじゃないか!これはきっと名作になるに違いない…と唸った。それはNorryという染める必要のない濃茶の羊で、柔らかさと弾力を兼ね備えた特別な大判の布になった。こういうのをぐるぐる巻いた時、ああ…これは羊なんだなという事を今更ながら思い出す。暖をとるために動物の毛を拝借するのは、我々が古くからしてきたことだ。現代ではものを作るのに効率の良い技術が沢山あるが、ホームスパンは原始的な方法の一つ。その優しいあたたかさに包まれながら、根源的な仕事が今なお引き継がれていることに感謝。今年も災害が多く、大変なこともありましたが皆さんはどう過ごされたのでしょうか?この羊の収穫祭を楽しみにして下さっている方々と年を納め、新たな年に向かえたら嬉しいです。

*ホームスパン
羊の原毛を手紡ぎ手織りする織物

(略歴)
hou homespun 上杉浩子
旅行や暮らしにまつわる雑誌・書籍の編集/ライターとして活動する傍ら、2006年より東京・清野工房にて清野詳子氏に師事。ホームスパンを学ぶ。2010年恵文社一乗寺店ミニギャラリーにて初個展。以来、場所をKitにうつし、年に一度のペースでホームスパン作品の展示会を行う。
http://hou-homespun.com

関連イベント:
スープとストール
料理家、しろたふみこさんのあたたかいスープ、お菓子、お茶をご用意します。器ごと手で包んでお召し上がり下さい。羊を巻いてご参加の方歓迎します。

11月30日(土)〜12月1日(日)
①12:00-13:00
②13:30-14:30
③15:00-16:00
④16:30-17:30

¥1600

11月30日(土)①③は満席になりました。

*甘いスープにしょっぱいお菓子、しょっぱいスープに甘いお菓子
のどちらかを選んでください。

ご予約はこちらまで。
sankakuha@gmail.com / 075-744-6936