EXHIBITIONS / EVENTS

2019年10月4日(金)〜14日(月)*火曜定休

関美穂子 型染め展

12:00 - 18:00

関美穂子

場所:Kit 2F

もう15年ぐらいの付き合いになる。だから分かるのかもしれないが「これはヤバイ」と思うものは、脳は楽しく体は疲労困憊意識朦朧としている時に作られたもの、で合っているらしい。自動筆記か?しかし私はそういう時の作品が一層好きだったりする。色の組み合わせが眩しすぎる躁状態、トンチンカンな図案が可愛いを通り越してホラーなものなど。かと思えば唐草のような可憐な風景だってお家芸。酒と煙草の酔街ダンディズムも、京マチ子みたいな艶っぽいお尻の踊り子の明るさも、無意識がつくり出す線だと思う。

「眠りの魚」は亡くなった愛猫の事を思い返したりしつつ、今飼っている猫が寝ている間に良い夢を見させてあげようと「お魚、お魚」と呟くようになったことがはじまり。ささやかな日常の一コマや子ども時代の思い出、または好きな形を単純に連続させることもある。愉快さと同時に物悲しさもあるのは、嘘のように幸せで手が届かない夢みたいだからかもしれない。

以前に大きな看板をつくるため、駐車場でビニールシートを広げて大汗かきながら制作してもらっていた時のこと。家主のお婆さんが近づいて来て「凄い凄い凄い!天才!天才!天才!天才!」と囃し立てて嵐のように去って行った。その場の雰囲気を一瞬で変えた存在感に圧倒されて、しばらく沈黙したのち「こういう世界を描きたいとも思うんですよね」とポツリ。ちょっとだけ、台風の目に落ちた間はお互い時計の針が進まなかったような。今でも作品に触れては、あれを共有したことを振り返って思う。これは関さんが作り出す時間の物語だなあ、と。

今回はカディを中心とする布作品を販売いたします。シーツサイズの広幅布、ハンカチ、エプロン、卵ポーチ、など。

関美穂子(SEKI Mihoko)
2000年より京都の染色家堀江茉莉に師事し、型染めを始める。2008年に独立。以来、型染めの技法を使いながら帯などの和装、広幅の布、和紙に染めたマッチラベル、染め絵など、さまざまな作品を制作している。その他、書籍の装画や挿絵、雑貨の図案も手がける。

関連イベント /
キャスター猫ちゃんカフェ
10月4日(金)~6日(日)
12:00~17:00(L.O 16:30)
¥1100

yugueのケーキ(チーズケーキ / レモンケーキ)
飲み物(ホットコーヒー / 紅茶ハーブティー)

関美穂子さんのライフワークである工作・キャスター猫ちゃんが看板猫の3日間だけのカフェです。珈琲豆は六曜社さん、お茶のブレンドはmakaさん謹製。yugueさんの焼菓子の販売もございます。

無くなり次第終了いたします。
予約ご希望の方は、お名前、お電話番号、人数、菓子と飲み物の種類、大体のご来店時間をあわせてお知らせください。
お問い合わせ:sankakuha@gmail.com