EXHIBITIONS / EVENTS - upcoming

2019年7月13日(土)― 7月22日(月)

泰 色色展
iroiro

12:00 - 18:00

iroiro 小阪靖子

場所:Kit2F

タイ iroiro

私がタイに初めて行ったのはちょうど20年前のこと。最低限の荷物をバックパックに詰め込んで、宿も決めずに一人出発した。着いてすぐに飛び乗った夜行列車の終着地はチェンマイ。ネットも無かったのに、どうにかしてバンコクに戻ったのだろうが帰り道の記憶は抜けている。当てのない不安定な旅は振り返れば新しい自分との出会いだった。当時のタイで感じた湿気、粽の味、フルーツの色や朝市の活気、リス族の布の柄まで鮮明に覚えている。

ちょうど同時代に小阪靖子さんもタイを訪れ、この国の人たちと仕事がしたいと直ぐに思ったそうだ。しばらくしてタイの工場で仕立ててもらった洋服のオリジナルブランドを立ち上げ、現地買い付けした雑貨や古物をセレクトに加えたショップ「色色」を神戸で開業し、「iroiro」に改め福岡に移った。その名の通りタイにまつわるいろいろを扱っているのだが、今回はずっと溜めてきたという素材を使って、アクセサリーを作ってもらうことにした。素材は素材のままの方が却って美しいと思う時があるが、その佇まいを邪魔せずに自分流の表現として繋げていく。小阪さんが素材の面白さや扱い方をよく知っているのは、現地で感じた空気をなるべく壊さずに持ってきて再構成しているからだと私は感じている。このニュアンスが素直に作れるのは実は凄いんだけれど、好奇心を失わずに足と時間を使って旅を続けて来たからこそ、醸し出せるものもある気がする。20年ぶりにタイの空気を吸いに行きたくなってしまった。どうやらニュアンスとは作るものではなく、滲み出てしまうものらしい。

*アクセサリーのほか、タイシルクのパンツ、雑貨、ハイビスカスティーなども販売します。

/// 関連イベント ///

touch「タイ風プリン・アラモード」
¥1200
7月13日(土)ー14日(日)
①12:00 - 13:00
②13:30 - 14:30
③15:00 - 16:00

カノムモーケンというタロ芋で作ったタイのプリンをアレンジしました。
里芋、さつま芋、ココナッツの風味とふんわり・ねっとりとした口どけが新しい。バナナ、カルダモンのアイスに南国のフルーツをトッピングします。タイのハイビスカスティー付き。

*乳製品、卵を使います。アレルギーのある方はご注意下さい。

[要予約]
*ご氏名、お電話番号、人数、ご希望の日と時間帯をメール(sankakuha@gmail.com)かお電話(075-744-6936)でご連絡下さい。
*生ものにつき、キャンセルはご容赦下さい。

///作家略歴///
小阪靖子
KOSAKA Yasuko

神戸生まれ。
神戸芸術工科大学テキスタイルデザインコース卒業。
アパレル、アクセサリーブランドiroiroのデザイナー兼代表。福岡県那珂川市の古民家にてギャラリースペース群青を運営する。
20年以上通い続けるタイの文化や人々に魅了され、”小阪靖子”としてiroiroのモノづくりの現場としてだけではない、風俗的なタイの魅力を伝えて行きたいと考えている。

http://iroirostyle.com
instagram:iroiro_gunjyo

2019年6月8日(土)― 6月16日(日) / 7日(金)内覧会
作家在廊日:8日(土)

坂野友紀 金工展

12:00 - 18:00

坂野友紀

場所:Kit 2F

入れ子

入れ子状態が大好きなんだけどなんか怖い。
台所道具や器のそれは見た目の納まりが良くて、ついついセットで揃えたくなる。元はそうでないもの同士がピッタリギリギリ添うように入れ子になった場合も、やはり勝手にセットにしてしまう。必然か偶然かはともかく、このような有り様にときめいているのに、時々なんか怖いなあと思ってしまう。仕事で見知らぬ田舎町や住宅街に降り立ち、しばらく誰とも出会わずに小さな生き物の気配すら感じない時がある。そんなパラレルワールド感に無意識に浸っていると、絵の中鏡の中、自分も入れ子状態になっている気がして不気味なのだ。

坂野さんが「次の展覧会ではカトラリーの入れ子を作りたい」と言われた。容器じゃないのに入れ子?なんか怖い!でも「坂野さんっぽい」とすぐに思ってしまった。カトラリーは少しのテクスチャーの違いで印象はもちろん用途も変わる。人によって使い心地は違ってはくるが、自分自身の身体感覚で金属を叩いて、成形していく。例えばスプーンとフォークが一緒になったような、すくえて刺せるカトラリー。用途別にサイズを変えて、ラインや厚みはそれぞれに合うバランスで整えられている。ダイナミックに大きな形を作ったりもするのに、地道に調整を重ねていくカトラリーの作業が好きらしい。ある意味フェチっぽいミクロな差異に執着心を燃やせるから出来る展開であり、鬼気迫る世界観だと思うのだ。だから惹かれるのだろうか?
入れ子状態が大好きなんだけどなんか怖い。

/// 関連イベント ///
喫茶橙灯「入れ子のカトラリーで食べる3つの三角菓子」
¥1800
6月8日(土)ー9日(日)
①12:00 - 13:00
②14:00 - 15:00
③16:00 - 17:00

食感の違う3種の菓子、飲み物(コーヒーもしくはレモングラスジンジャー)をお出しします。
卵、バターを使います。
[要予約]ご氏名、お電話番号、人数、ご希望の日と時間帯をメール(sankakuha@gmail.com)でご連絡下さい。

/// 略歴 ///
坂野友紀
1978年東京生まれ
さかの金工舎という屋号で非鉄金属を用いてカトラリー、器、アクセサリーなどの暮らしの道具を制作。自分自身も好きな「カナモノ」。金属を身近に感じていただけるようなものづくりを目指している。

*7日(金)は日頃ご愛顧いただいているお客様向けの内覧会です。
*一般的な初日は8日(土)になります。混雑が予想されますので入場制限をとらせていただく予定です。

内覧会や入場制限については詳細が未定です。より詳しい情報はまとめて5月中旬に告知予定です。